エナコロジー・ディベートフォーラム2007決勝戦講評

平成19年9月30日

エナコロジー・ディベート高校の部決勝 

講評

主審 内田滋

1 試合結果 

得点は、審判団が 3:2 で肯定側(ポイントは、12:13)、会場票は 107:40 で肯定側、このため、3:1 を加算して、計 6:3 で肯定側の勝利。

2 コメント 両チームとも決勝戦お疲れ様でした。拮抗したレベルでの試合でしたが、それは審判団による各評価基準への投票(評価結果)とそれにもとづく勝敗結果にも表れています。
全体的には、概ね分かりやすい議論の流れでしたが、資料に頼るディベーターが多く、資料をほとんど読まずに聴衆に向けてスピーチできていたのが否定の回答者と肯定の総括者くらいであったのが惜しまれます。
個別的には、「立論」では3:2と判定が割れましたが、それは否定側の「両立」の考え方が企業・国民の努力のみに依存している点が若干弱かった印象であったのかとも思われます。ただ、内容的には双方ともに、大体まとまっていたように思われます。
「批判」では、否定側がよく返答していたこともあり、0:5で否定側となりました。「総括」では、聴衆に対して説得的に話していたこともあり、4:1で肯定側に票が集まりました。また、「表現」では、4:1で肯定側、「姿勢」では、1:4で否定側となりました。このように、両者にそれぞれ明白な差が生じた点が興味深いとともに、両校にとってもそれ自体が課題となりますので今後の取り組みに参考としてもらいたいと思います。

3 ベスト・ディベーター賞については、西田美穂さん(大牟田高校)に決定しました。今後とも、活躍を期待します。